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「月の満ち欠け」を使って減農薬栽培

内山金柑園の完熟きんかん

宮崎県はきんかんの生産量が全国の60%以上と日本一の産地です。きんかんは、毎年6月下旬に花が咲き、花がついた部分が実となります。完熟きんかんは、開花から210日以上を樹上で育てたもので、糖度16度以上、サイズがL(直径2.8センチ)以上のものをいいます。木の上で長期間熟成させることで、きんかん特有の刺激成分が消え、甘味のもとがたくさん作られ、ふつうの金柑にない大きさ・甘味をもった一品となります。
内山金柑園のはじまりは2009年。霧島連山を仰ぐ都城市高城町の地で新しい作物を作りたいと、葉タバコの畑を転用して栽培を始め、2012年より販売を開始しました。代表者は内山良平さんです。内山さんは美味しくて安全な完熟きんかんを届けたいと「月の満ち欠け」による自然のリズムを利用するなどして、安定した品質の完熟きんかんを生産しています。
月の満ち欠けと、それに合わせて変化する海の潮の満ち引きは、おおよそ一ヶ月周期で刻まれています。大潮には満月のときと、新月のときの2回あります。満月の大潮も新月の大潮も、防除に適した時期は大潮の最後の日から3日間といわれています。
この3日間は虫が卵から孵ったばかりの時期、農薬が最も効きやすい時期に当たるため、このタイミングで防除を施します。こうすることで無駄な農薬を使わずにすみます。液肥などを葉に散布する場合も、大潮のときが最も液肥が浸透しやすいとされ、このタイミングで散布することで葉の生長が促されます。このように月のリズムと虫や作物のリズムをうまく合わせることで、環境にやさしく、効率的な農業ができるのだそうです。
こうして丹精込めて栽培されたきんかんは、甘く、丸かじりにすると華やかな香りが口いっぱいに広がります。皮の苦みと果肉の甘さのバランスがまた絶妙で、後味がすっきりとしています。何個でも食べられる美味しさです。完熟きんかんの収穫期は、例年2月から4月の2カ月余りです。この時期にしか味わえない果実をぜひ召し上がってほしいです。

宮崎県産きんかん 1キロ 2Lサイズ 内山金柑園
価格/3500円(税込・送料込み)

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