砂糖なしの生活を送る
SNS上で「砂糖絶ち」というワードをみかけます。「砂糖絶ち」は文字通り、砂糖を使ったお菓子やパンなどを食べない生活を送ることです。
エネルギー源として欠かせない糖分とはいえ、やはり摂りすぎはカラダに良くないもの。特に精製されている白砂糖などは分解されるときに、体の栄養に必要なビタミンやミネラルをたくさん必要とするために、摂りすぎは悪影響を及ぼすとされています。
「砂糖絶ち」をしてから、顔のむくみがとれた、肌がきれいになった、体重が減った、ぐっすり眠れるといった声が聞かれます。程度はあるにせよ、私たちは普段の食生活で気づかないうちに砂糖摂りすぎの生活をしており、それが要因でカラダのバランスを崩しているのかもしれません。
ノンシュガーで低カロリー
通常のジャムには砂糖が使われるが、代わりに「麹(こうじ)」で甘みをつけられないか? ケンコー食品工業の「麹コンフィチュール」は、そんな発想から生まれました。麹は、味噌や醤油を作るときに欠かせないものです。麹の力を借りてお米を発酵させると、米に含まれるデンプンが糖化され、甘みが生まれます。これは麹が持つアミラーゼ(糖化酵素)の働きによるものです。
「麹コンフィチュール」の原料は、米麹とフルーツのみです。砂糖を使わないことでカロリーも低くなり、一般的なイチゴジャムが100gあたり250kcalであるのに対して、麹コンフィチュール(ストロベリー)は163 kcal、同じく一般的なブルーベリージャム100gが174kcalであるのに対して、麹コンフィチュール(ブルーベリー)は146kcalとなっています(※1)
刺激が少ない、マイルドな甘さ
実際にブルーベリー味を食べてみました。口に入れると結構な甘さを感じます。これは果実の甘さ(果糖)も関係していると思います。ただし砂糖を使っていないため普通のブルーベリージャムに比べて、刺激が少ない、マイルドな甘さです。またブルーベリーなので酸味があるかと思っていましたが、さほど酸っぱさは感じませんでした。これも麹の影響でしょうか。
パッケージに「麹のやさしい甘み」とあります。砂糖に慣れ親しんだ自分にとって、糀でここまで甘みがつくことに少し驚きを感じました。発酵の力はやはり凄いものです。
これを機に「砂糖絶ち」にトライしてみようかな?
(※1)『八訂・食品成分表2021』女子栄養大学出版部による